Pick up ホテル事業 HOTEL LUXUDEAR RESIDENCE
上質な滞在で、人と地域をつなぐ新しいホテル体験
人と地域をつなぐ、
新しいホテルのかたち– HOTEL LUXUDEAR RESIDENCE –

NEW BUSINESSとして
社内外に誇れる新事業に。
ホテル事業に踏み出すきっかけとなったのは、社内で行われたMVVの策定だった。これまでインヴァランスは投資マンションの領域で事業を広げてきたが、その経験を活かして、さらなる価値を提供していきたい。次のステージに何を選ぶべきかを議論した結果、選ばれたのがホテル事業であった。既存事業の枠を超えて、もっと幅広い人々と接点を持つこと。また地域に眠る魅力を体験価値へと変える挑戦。それがVISONのひとつであるNEW BUSINESSの方針とも重なった。単なる宿泊施設の開発ではなく、人と人、人と地域をつなぐ拠点としてホテル事業が構想された背景には、このような社内の想いがあった。
Rediscover Local Value
「立地」から「地域体験」への転換
立地の利便性だけではない、
“その土地の力”を体験へ。
投資マンションの領域では、都心や駅近といった立地条件が重要な要素とされてきた。しかし、地域創生でのプロジェクトに携わった経験から、価値の源泉は必ずしも立地の利便性だけではないことには気づいていた。澄んだ空気や広い空、豊かな自然、地元の人々との交流など、環境そのものが暮らしや滞在を豊かにする力を持っている。ホテル事業において大切なのは、こうした「その土地ならではの魅力」を体験へと昇華させることである。都市の中心部だけではなく、海辺や山間部といった多様な環境に可能性が広がっている。訪れる人がその地域の特性を五感で感じ取り、旅の記憶として持ち帰ることができるような拠点を生み出す。それがインヴァランスがホテル事業に込めた新しい視点である。
インヴァランスが目指すホテル事業は、単なる規模拡大や収益確保のための手段ではない。重要なのは、関わる人すべてにとって意味のある存在となることである。社員には「自分の会社がこんな挑戦をしている」と胸を張って語れる誇りをもたらし、ゲストには「この旅は特別だった」と思い返してもらえる体験を届けたい。さらに地域にとっては、これまで注目されなかった資源や風景を価値へと変える役割を担いたいと考えている。ひとつのプロジェクトを丁寧に積み上げることで、社会から信頼されるブランドをつくり上げる。その積み重ねが次なる挑戦への意欲を生み、組織の成長を後押しする。インヴァランスにとってホテル事業は、未来のビジョンを具体化する重要な第一歩なのである。
THE FUTURE
WE DREAM OF
この場所から実現したいこと。
革新への挑戦を見据えたコラボレーション
すべての人に、
誇りと記憶に残る時間を。
常務取締役 鈴木 淳也
暮らすように旅する、
新しいホテル体験を。
インヴァランスのVISION2035において「NEW BUSINESS」を掲げる中で、私たちが新しく挑戦するのがホテル事業です。これまで130棟以上のレジデンスを手掛けてきましたが、その経験をどう活かしていけるかを社内で議論していく中で、“暮らすように滞在できる”ホテルという可能性に行き着きました。日本政府が掲げるインバウンド6,000万人、旅行消費額15兆円という大きな目標がある中で、私たちもその追い風を受けながら、新しい旅のスタイルを提案していけるのではないかと考えています。海外の旅行者はもちろん、日本人にとっても「ただ泊まる」だけではない旅の拠点を提供していきたいと考えています。
“LUXUDEAR”の想いを、
旅のかたちに。
ホテルブランド名とした「HOTEL LUXUDEAR RESIDENCE」は、私たちがこれまで育ててきたマンションブランド「LUXUDEAR」の価値観を継承しています。LUXUDEARには「高品質で洗練されたデザイン(=LUXURY)」と「特別な体験を届ける(=DEAR)」という思いが込められています。この核となる価値をホテル事業でもしっかりと活かしたい。単なる宿泊施設ではなく、その土地ならではの文化や食、風景に触れながら、ゲストが家族や仲間と特別な時間を過ごせる場をつくることこそ、私たちがやるべきことだと思っています。そうしたホテルを実現することで、ブランド自体もさらに進化していけるはずですし、お客様にも新しい価値を感じてもらえると信じています。
一つひとつの場所に、
誇れる価値を。
プロジェクトのスタートは、東京や福岡、札幌などの全国主要都市を中心に考えています。ただ、私たちがめざしているのは単にホテルの数を追い求めることではありません。その土地に眠っている価値を引き出し、そこでしか体験できない時間を味わえるような場や機会を提供すること。そのうえで、今回の旅行は良かったな、このホテルが良かったなと記憶に残るような空間をつくることができればと思っています。大切なのは、そういった形で社会にしっかり貢献していると社員が誇れるようなホテルを一つひとつ丁寧につくることだと思っています。そして、これまでに積み上げてきた不動産の知見を背景に、世界中の人々の暮らしを少しでも豊かにできるような存在になることが、私たちのめざす未来です。
ホテル事業が描く未来
旅を、消費から共創へ。
地域とともに、新しい滞在価値を育てていく。
人口減少や働き方改革が進むなかで、日本の観光産業には「一極集中」から「分散型の体験」へ移行する動きが強まっています。世界的にも旅行者は、効率よりも深い価値や意味を求める傾向を示しています。インヴァランスが手掛けるホテル事業は、こうした社会変化に応える取り組みです。都市の利便性だけではなく、地域に潜在する自然や文化を新しい滞在価値として引き出し、多様な旅の選択肢を生み出します。宿泊を「消費」ではなく「共創」と捉え直し、ゲストと地域の双方に喜びをもたらす拠点をつくることが、これからのホテルの役割の一つになっていくでしょう。

人と場所をつなぐ、
新しいホテルのかたち。
また今後の時代背景として注目されるのは、デジタル化とリアル体験の共存です。リモートワークやオンラインサービスが一般化する一方で、人々は「現地でしか得られない体験」への欲求を強めています。インヴァランスのホテル事業は、こういった流れにも目を向けています。単なる宿泊機能の提供ではなく、地域の魅力を感じながら安心して過ごせる空間を整えることで、働きながら旅するワーケーションや、家族・仲間との長期滞在にも応える。観光拠点にとどまらず、人と場所をつなぎ直すプラットフォームとしてのホテルという新たな形を模索していくことも、中長期的には視野に入れた取り組みなのです。

