株式会社インヴァランス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小暮学、以下当社)は、2018年4月23日、自社開発マンションの「LUXUDEAR 芝公園(ラグディア シバコウエン)」に、米国のベンチャー企業Brain of Things Inc.(ブレイン オブ シングス、本社:米国カリフォルニア州レッドウッドシティ 最高経営責任者:アシュトシュ・サクセナ)と共同開発した日本向けのスマートホームAI「CASPAR(キャスパー)」を導入し、日本初のAI搭載マンションを分譲開始したことをお知らせします。
◆インヴァランスの不動産開発
当社は、2004年5月の創業時から投資不動産のディベロップメント事業をおこなっており、これまでに、計102棟※1の自社ブランドマンションを提供しています。 これに加え、2016年12月より、将来的なIoT事業への参入を視野に入れ、自社で開発をしたIoT「alyssa.(アリッサ)」を搭載したスマートホームを自社ブランドマンション約800戸に導入しており、居住者に好評をいただいています。
当社はこれまで、地震に耐えられる構造、耐火性、ラグジュアリーなデザイン等、不動産のハード面を重要視し、追求してきました。
ですが、これからは、ハード面の追求に加え、不動産のソフト面の充実も図るべきであえると考えています。ソフト面とは、その家に住むことで、人々が快適で、楽しく、幸せになる、経験や体験=UXを指します。家に住んでいるだけで、仕事や家事がはかどったり、健康になったり、高齢者やお子さまの安全を見守ったり等ができる世界です。
当社はソフト面の充実によりこのような世界を実現することを、不動産開発の次の新しい形として提供していきたいと考えています。この不動産開発の次の新しい形として当社が着手したものが、AI搭載マンションです。
スマートホームAI「CASPAR」を提供する、米国のベンチャー企業Brain of Things社に2017年7月に投資をおこない、2017年10月より、当社の自社物件であるLUXUDEAR 高輪の一部にCASPARを搭載し、PoC(実証実験)を実施してきました。このPoCを受け、本日、「LUXUDEAR 芝公園」にて、日本で初めてのAI搭載マンション分譲を開始します。
◆スマートホームAI「CASPAR」とは
CASPARは、スマートホームAIです。スマートスピーカー、6in1センサー、ビジュアルセンサーの計3つの機能を集約した「スーパーセンサー」を住居内に設置します。居住者によるスマートスピーカーを通しての指示、スーパーセンサーから0.05秒毎に収集したセンシングデータ、これらのさまざまな居住者の情報をディープラーニング(深層学習)します。これにより、住居内での居住者の行動、習慣、嗜好を把握した上で、照明、カーテン、エアコンを自動で制御します。自分の好みや希望を細かく音声で指示したり、ボタンで操作したりすることなく、居住者の快適な生活環境をCASPARが作り出します。これまでにない快適な居住体験ができる最先端のスマートホームAIです。
◆スマートホームAI「CASPAR」搭載「LUXUDEAR 芝公園」物件概要
LUXUDEAR 芝公園の全43戸のうち、2LDK 3戸にCASPARが搭載されています。また、自社開発のIoTアプリ「alyssa.(アリッサ)」は、LUXUDEAR 芝公園の全43戸すべてに搭載されています。
●LUXUDEAR 芝公園、CASPAR機能(2LDK 3戸)
2LDKの室内のうち、リビングダイニング、各洋室(2部屋)、廊下ほか計6箇所にスーパーセンサーを設置しています。このスーパーセンサーからの情報をもとに、照明、カーテン、エアコンをCASPARが制御し、各部屋においてそれぞれの部屋の情報をディープラーニングします。すなわち、部屋毎にCASPARが居住者それぞれの行動、習慣、嗜好を把握し、制御することが可能です。
●LUXUDEAR 芝公園、alyssa.機能(1R、1K、2LDK全43戸)
alyssa.アプリをダウンロードするだけで、室内でも外出先からでも、スマートフォンから、照明、エアコン、給湯器、床暖房、玄関の鍵を操作できます。