Cross Talk
制度だけじゃなく、
周りの理解や受け入れ体制に
社会も良くなるヒントがあるはず。
人事総務部 主任
北野小百合
マーケティング部 課長代理
八木沙乙里
インヴァランスは、BE A PIONEER, FOR SUCCESSをMISSIONに据え、開拓者精神で新たな挑戦を次々と繰り返していく会社。その実現をするための土台となる組織づくりとして多様性を認め合うことを大切にしています。また、自分たちのVALUE(インヴァランスらしい価値観)を「STAY FAIR」「TRY&CHANGE」「TEAM INVALANCE」と定め、VISIONにむけて邁進中。
今回の対談では、多様性を認め合う会社としての取り組みや現在地をご紹介するために、ライフステージが変わり、結婚・出産を経て産休取得後に復職して広報として活躍する八木さんと、人事の北野さんに話を聞きました。まだ復帰したばかり(2024年6月現在)のお2人ですが、時短勤務メンバーとしての働きやすさや、会社のサポート体制などについて意見を出してくれています。また、自社内の取り組みとしてだけではなく、女性の活躍や労働力減少問題など、社会が抱える課題に対してもインヴァランスがどのように貢献できるのか。そんな視点からも対談がお届けできればと思っています。
北野
私は新卒から6年間投資用不動産の販売営業をやり、その後土地仕入をする部署に異動し、1年ほど経ったところで子どもを授かりました。それから産休育休を経て、復帰したタイミングで人事総務部に異動することになりました。復帰後も時短勤務やリモートワークができるおかげで、子どもとの時間を大切にしながら働けています。
八木
復帰してからの柔軟な働き方、本当に助かりますね。私は週に2日出社、3日リモートワークという形で働いています。リモートワークの日はフルタイムで、出社日は時短勤務。このおかげで、子どもの送迎や家庭の事情に合わせた働き方ができていますね。
北野
そうですよね。私も出社日は週に2日ほどに調整できるので、仕事と家庭の両立がしやすいです。フルで出社だったら、もっと大変だったと思いますね。
八木
リモートワークがあることで、移動時間が省けて、その分を仕事や家事に充てられるのも大きなメリットですよね。出社が必須だったら、1日4-5時間しか働けていないと思います。
北野
私はもともと、出社して社員の方たちとコミュニケーションを取るのが好きなタイプだったんです。でも、子どもが出来てからはリモートワークがこんなにありがたい制度なんだと気づきました。私のようなタイプでもそう感じるくらいなので、これから妊娠・出産して戻って来る方についてはみんなそう感じるんじゃないかなと思います。
八木
まさにそうですね。私も子どもが体調を崩した時とか、リモートで対応できたので助かりました。この点に柔軟な会社かどうかで働きやすさはかなり違ってくると思いますね。
北野
復帰する際、産育休前に所属していた部署の本部長や人事の方が、私の勤務時間や急な休みに対する相談に親身になって対応してくれました。保育園の登園時間に合わせた勤務時間の調整も快く受け入れてくれ、非常に助かりました。
八木
会社はその点かなり柔軟に話を聞いてくれますよね。私は2子連続で育休を取った初めての管理職者だったこともあってか、復帰にあたってフレックス勤務の導入を検討していると先日上司が話してくれました。
北野
周りの仲間たちも家庭のことを気にかけてくれるのは、本当に心強いですよね。八木さんの視点では会社からは他にもサポートはありましたか?私は子どもが生まれたタイミングで会社に連れて行って遊んだりしていて、コミュニケーションを密に取らせてもらってたので、心理的には復帰はスムーズだったかもしれません。
八木
お休み中に定期的に時間作って話を聞いてもらったりとか、復職しやすいサポートをしてもらってた実感がありますね。
北野
まさにそう思います。関係性や空気づくりの話で思い出したのは、産後だけではなくて妊娠中も、気遣いを頂いていたなと思います。声をかけていただいたり、業務を手伝ってもらったり。
八木
安定期に入るまではとにかく眠いし体調が辛くて寝たきりだったり、妊娠後期に入ってからは体が重くて痛くてあんまり動けなかったり。出社してるだけでただすごいと思うくらいですよね。将来的にもしも私に部下ができて、その方が妊娠したら産前からしっかりサポートしてあげたいと思います。
北野
話がそれてしまいますが、私は復帰して八木さんとママ友トークができるのが密かに嬉しかったんです。同じ環境にいる者同士でいろいろと情報交換を気軽にできる関係もありがたいです。
八木
お互いにサポートし合える環境があるのは素晴らしいと思いますね。制度だけじゃない関係性や空気づくりが、復帰しやすい会社としてはとても大事ですよね。
北野
今のところ、在宅勤務や勤務時間の調整を可能にしてもらっていることで非常に助かっています。会社単位で考えるのであれば、どの部署でも同じように柔軟に取り入れていければさらによいと思いますね。
八木
そうですね。制度は全社的に整っているものの、周りの理解や認知によって、活用できるかどうかが変わってくる部分がありますよね。結果的に部署ごとに認識が違ったり、対応が様々だと思うので環境整備を進めることで、さらに多くの社員が働きやすくなると思います。
北野
女性の管理職が増えるのも大事ですよね。モデルケースがあると後が続きやすくなります。インヴァランスはとくに若い世代に女性も多いですし。
八木
女性の管理職ですね。チームで何かを達成していくとか、一人じゃできないことをやる楽しみがあったりするんですが、管理職自体がやりたくなるような仕事なのかは、また別の問題としてありそうですね。
北野
確かにそうですよね。あとは制度以上に、周りの理解やサポートが大切なんじゃないかと思いますね。特に子どもがいない社員も子育てに理解があったり、協力してくれることは結構大事だと思っています。
八木
その通りだと思います。結局制度を活用する環境が整っているか。周りの社員もその状況に理解があって、支援体制をつくってくれているかは不可欠ですよね。
北野
子どもがいる母親だけでなく、すべての社員がフレックスやリモートを活用して、家事や子育てに参加してもいいわけですし。社会課題としての女性の活躍を実現していくのであれば、なおさら制度じゃなくて受け入れ体制も大切ですよね。
八木
それこそが、本当の多様性につながるアクションになるのだと思います。自分たちの実績を通して社会に対して「胸を張って色々チャレンジしているよ」と言える会社になっていきたいですよね。
北野
今日は八木さんの話が聞けてよかったです。ありがとうございました。
近藤
こちらこそありがとうございます。また情報交換したり、助け合ってやっていきましょう。